河のほとりで
ワシントン州オリンピック半島には世界最大級の温帯雨林が広がっていて、そこにはベトナム戦争からの帰還兵が住み着いている
帰還兵達は皆PTSDに悩まされている
同じ温帯雨林にいるのに彼らはコミュニティを作らない、話すこともしない、それぞれが抱える過去やトラウマはとても深く、それは他人とは共有できるものではないからだ
夜になると他の誰かが明かりを点ける
森の奥から届いたその光を見て、ああ、同じように苦しい誰かがそこで今日も生きているんだと思う
その時に他の誰かと心でつながることができたと実感する
相手と過去やトラウマを語りあわずとも、存在を確認しあう、それだけで自分は孤独ではないと思えるし、癒されるとのこと
ただ傍らに存在している、そういう静かなつながりもしみじみしていいと思うがなあ
あ~あ~ 川の流れのように~♪